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いちまるはち

    

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だれだ!もう読めないと思いますだなんて言ったのは!
普通に読めました。画像がしんでたけれども。やったねー

片桐さんの連載サイトみたいにいつ消えるかわかんないので(起承転転転転~もモヤモヤ~も数か月前まではあったんだよなぁ)ログ残しします。大丈夫かしら。いいかな、いいか。ごめんマガジン。
そして4回目からしかバックナンバーが残っていないという微妙さ。なんでですか!別にいいけど!

web.archive.org/web/20010515231107/www.uppers.kodansha.co.jp←ヤングマガジンUppersサイト

8月8日(火)
 ラーメンズの「news」札幌公演終わりでアッパーズの新連載「俺の粘土道」第1回“俺携帯電話”を作りました。僕はずっとず~っと前からこの携帯電話の近未来一本槍なデザインが気にくわなかったのでいつの日か作ってやろうと思っていたのであります。が、何故か余裕があると思っていた締め切りまであと2日。今だ作業量はゼロ。イメージもゼロ。まあ、とにかく手を動かそうと思い、作りはじめたらだんだんノッてきてしまい足を作ったら顔を、顔を作ったら羽を作るという具合に携帯しなきゃいけないものなのにどんどん大きくなってしまいました。出来上がったらもうポケットに入れると違和感があるサイズになっちゃいました。どうしよう。カッコいいからいいけど・・・・。でもこういう携帯があってもいいんじゃないでしょうか?ソニーのだからジョグダイヤルが回しにくい回しにくい・・・・

***

仕事柄『取材』というものをよく受けます。たいがい喫茶店やレストランに編集部の方とライターさんがやって来て、インタビューを録音したりメモをとったり、後でそれをまとめて文章にするという段取りです。僕は自分の話をあまりあまり自分からしませんが、質問にはきちんと答えます。でも、質問によっては答えない事があります。それはどんな質問か、答える必要がない質問です。コント屋ラーメンズの脚本・演出家であり演者である小林とは無関係の質問です。困ったことにこれが最近けっこう多いんです。好きな女性のタイプは?クリスマスの思い出は?揚げ句の果てには、最近何か面白いことありました?何だそりゃ。別にいいじゃんと思う方もいるでしょうね。でもだめなんですよ。今から説得力のある屁理屈を述べます。大事なことは僕が売っているのは作品であって個人ではないということ。僕個人の人格や取り巻く環境を知られると、僕も優先すべき仕事に支障が出てしまいます。舞台上で、役が見えなくなってしまうのです。誰を演じていても本人が見えてしまう。これは役者として致命傷です。だって、演じている人物にいくら味があっても、小林に見えてしまったとたん我に帰ってしまうでしょ?せっかくだいなしです。各編集部の皆さん、こういうわけだったんですよ、ごめんなさいね、カタブツで。
 逆に、ものすごくやりやすいインタビューも最近ありました。その記者さんは、まずキチンとした挨拶をしてくれました。時々、マネージャーとだけ名刺交換をして、僕らには名を名乗らずにいきなり始めちゃう人もいるんですが、この方は僕らにも名刺をくださいました。そして、一枚のプリントを出してきました。そこには二十ほどの質問が箇条書きになっていました。「上から順番に質問させていただきます。答えにくいものがありましたらそのとき言って下さい、とばしますから」と気持ちのいい段取りのよさ。インタビューがさくさくと進むにつれ、僕はあることに驚きました。下調べが完ぺきなのです。雑誌やネット上での僕の発言もチェック済みで、そのスキのなさには感心してしまいました。ちなみに超大手の新聞社なので、そんな暇ではないはず。うれしくなって結構余計なこともしゃべったかもしれない(僕も人間ですから)。そして掲載。小さな記事でしたが写真付きで、僕としては大満足でした。今でもとってあります。売っているものは個人ではない。ここまで持論を書いといて、今更説得力ありませんかね。

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ラーメンズ第7回公演「news」が終わりやっとホッとしたのもつかの間、「news」のビデオ用のロケ、TV取材など様々な仕事が相次ぎ、気づいた時には10月3日4日のバナナマンとのユニットライブgenicoの本番まであと2週間といった具合。そのあいだに「俺の粘土道」のをやらねばならず前回にも増して大慌て。しかもブツは「アブレックス2」。2だけあって少し小さくなっっているから大丈夫かと思ってたら大きさは過去最大。ハンズで購入するも何か買うのがすごくはずかしかった。でも領収証を切ったので平気。ちょっと女の人がアッパーズを買うのがはずかしいと言った気持ちがわかった気がする。そんな9月。使った粘土の量も過去最高。もちろん金額も過去最高。編集の山本さんごめんね。ギャラの3倍も材料費使って。しかも撮影は我が家まで来てもらう始末。カメラの大坪さんごめんなさい。そのあと車で稽古場まで送ってもらってごめんなさい。そんなわけで九千円するアブレックス2はすっかり粘土のかたまりとなって今、我が家にあるのです。アーメン。

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印象

よく人から「怖い」と言われます。どうもボクには相手を恐縮させてしまう威圧感があるらしいのです。これは結構悩みだったりします。少なくともボクは悪人ではないし、けして意地悪でもないと思います。強面というほど顔にインパクトもないし、乱暴な言葉使いもしません。なぜですかね?実は少しだけ思い当たるふしがあります。仕事に関しては、完璧であるべきだと思っているがゆえ、自分にも他人にも厳しくなってしまうのです。特に言葉を選ばない人とは気持良く仕事ができません。ボクは日本語が大好きです。中でもとりわけ興味があるのは他愛もない日常会話です。それをおざなりに考えている人は、友達にはなれますが仕事相手にはなれません。なんていうとますますカタブツ感が増しちゃいますよね。はあ、わかってるんですけど。もっとアバウトであるべきだ。他人を許せよ賢太郎。

さて、なぜこんな話を持ち出したのかというと、最近ちょっとした思い込みにはまってしまったからです。それは『みんながボクを嫌ってるのではないか』といういたって典型的なふさぎこみってやつですね。何を言われても嘘に聞こえる。何を言っても嘘っぽくとられている気がする。最悪です。全身に蕁麻疹ができてしまいました。でも今はもう大丈夫です。楽しくやってます。これも嘘っぽくとられてやいやしないかしら。

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この文がネット上に載る時点で、最新の『俺の粘土道』はまだ掲載されてないと思うのでハッキリは言わないが、今回の粘土道ははっきり言ってスゴイ。スゴイのだ。もう2度と出来ない。スゴすぎて見ないで欲しいぐらいだ。というか見ないでくれ。見るなバカ! くそーバカにしやがって。じゃあ、お前がやってみろ! バカ! バカバカバカ! 俺の! うー、帰りたいよー、あの頃に。ほとんど覚えていない小学校の時よりも前の羊水の中にいた頃に。そこは粘土もしめ切りもない平安な世界なの。嘘。嘘です。嘘ですよー、山本さん倉地さん大坪さん。ちがうんです。そうじゃないんです。いい意味で、ね。いい意味で帰りたい。実家に。免許の更新もしなきゃいけないし。20世紀もあとわずかだし。こんな日もあるさ。スミマセンでした。皆様。

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寒くなりました。泣きそうです。毎年、冬に入るとなんともいたたまれない気分になってしまいます。僕のとって秋冬は、一年の裏側って感じです。とにかく寂しい。雨なんか日にはどん底です。テンションはさがる一方。しかもそれを隠すために、自分でも信じられないような言動に走ってしまうことがあります。まず不自然な会話。なんか、面白い風の事を言ってはいるんだけど、無理してるって感じ。自分でも分かるほど。さらに大きな買い物。そんなに余裕がないのに、なんか高い買い物したくなっちゃう。だから春になると、部屋中冬の残骸であふれかえってしまいます。だって空、白いんですよ! 暗くなるのも早すぎ! 僕はそんなに陽気な方じゃないですが、部屋にこもっているのも好きですが、この切なさには耐えられません。したがって冬の風物詩は基本的には好きじゃありません。まずクリスマスね。なんかみんな異性意識しちゃってさ、サンタも来ないし、ツリーはプラスチックでできてるし。お正月も苦手。なぜ親戚はわざわざ正月に集まるんだろう。よそよそしい挨拶も僕は苦手。まあここんとこ忙しくて、大晦日や元旦にもかかわらず仕事してるからいいけどね。なんか与えられた節目って感じで、素直に受れられないんですよ。我ながらわがままだなあ。もうこうなるとあれですよね、冬眠っていいですよね。毎年仕事納めが10月くらいにきて「あったかくなったらお会いしましょう」とかいって、みんな穴に入るの。だめかな。だめだな。だっておいらはラーメンズ、冬眠してる暇があったら、コント作んなきゃ。さて今年はどうやって、この冬をやり過ごそうかしら。

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学園祭にいっぱい行きました。11校も行きました。10月~11月末まで週末を中心にいろいろな大学へ行って思ったことがあります。それは僕は大学が好き(割りと)ということです。何故かといえば、僕も大学に行っていたからということもありますし、大学が今の自分という人間ができる直接なきっかけになっているからではないでしょうか。ラーメンズというコンビも大学に行ってなければ無かったし、現実問題としての芸術家というものを初めて考えさせられたのも大学だったからすごくリアルに大学が実感できるのです。あと一番大きな理由に小中高の時と比べて一番最近の事なのでよく覚えているということがあります。というのも僕は昔の事をほとんど覚えていないからです。相方の賢太郎は幼稚園の頃、俺はこう思っていた。とかいう話をよく話してくれますが僕が覚えている幼稚園の記憶は木造の建物だったなーとか、冬になるとみんなのお弁当をあっためてくれたっけとかそのときお弁当の中にイチゴが入っていて、それがジャムみたくなってあーあ、せっかくのイチゴが、と思ったこととかコンドールマンの弁当箱だったなあとか、母親が黒柳徹子のシールを大量にくれたこととか、おひるねの時間が好きすぎて小学校に入っても昼休みが終わるとよく寝てしまったこととかけっこう覚えているじゃないかと思われるかもしれませんが覚えているのはあくまでもビジュアルイメージ(というか現象)ばかりなのです。その時にこう思ったとかは覚えていない、こういうふうになりたいとかって初めて考えたのが多分高2の頃じゃないかしら。だって小学校の頃なりたい職業はときかれて「絶対、パン屋」って言ってたのに、何故なりたかったのかはさっぱり覚えてないんですもの。「パン屋」ってよく言ってたのに。バカみたいに。髪型はサラサラヘアーだったなーとか覚えているのに何故その写真の自分は母の持っていたアクセサリーを身につけて全裸で大喜びしているのかはぜんぜん思い出せない。何でだろう。教えて、テツ&トモ。あ、学園祭は何度かテツトモといっしょになったっけ。まあ長々と昔の思い出を書いてきましたが、僕が一番言いたいのは「今日も世界が平和でありますように」ということです。

***

皆さん想像してみて下さい。パン屋さんがあります。あなたはそこのパンが大好きです。さてその見せのパン職人が、パンを売り終え店を閉め帰宅しようとした矢先。あなたは待ちかまえてパン職人の写真を勝手に撮りますか?あなたはパン職人が好きなのではありません。その職人が焼いたパンが好きです。百歩譲ってパン職人が好きだったとしても、本人に断りもなく写真を撮るでしょうか。そんな失礼なことは常識的にしないでしょう。売ってるものがパンかコントかの違いだけ。舞台やテレビで面白いことをやっているのはパンです。僕自身ではありません。間違えないでね、僕は生活を見せ物にしているパンダではありません。パンだけを売っているパン職人です。

***

僕はパソコンを持ってません。知り合いの人から「パソコン買えばー? 楽しいよー。」とかよく言われます。が、そういう時は相手の眉間に自分の持ってる中で一番とがったスパチュラーをガンッ!ガンッ!とやって「断固、NOだ!」と言います。言いますけどそんなにおこってないし・・・・。だって置く場所ねーもん。それに小学校の時に買ってもらったMr.PCみたくすぐ飽きてやらなくなっちゃうだろうし・・・・。あと部屋中を舞っている、いろんなパテの半分にやられてブッ壊れちゃうだろうし。四角いし、何か透明なものもあるし、キーボードだし、インターネットはちょっとやりたいけど・・・・等々、数え上げたら切りがキリがない位、買わない理由があります。中でも一番思うのが「パソコンはやってもやっても何も残らないじゃないか、何かさみしい感じがするじゃないか」ということです。だからといって自分のホームページを作ったり、チャットで友人を作るのが駄目だとかブタだとかそういうことじゃなく僕は合わないのです。「だってパソコンをやると粘土とゾイドを作る時間がなくなっちゃうじゃないか」ってことです。粘土やゾイドはパソコン等、電脳世界から見れば超アナグロ界です。ある意味、対極にあると言えます。作ったら作っただけ。壊したらそのまま。直さなければ手を動かさなければ元には到底戻らないのです。ボタン一つでアナザーワールドというわけにはいかないのです。でも自由自在なのです。終わりは無いのです。人とのコミュニケーションは直接はないけど知らない人は知らないところで誹謗中傷されることは絶対にないと言えます。少なくともゾイドはそんなことはしません。しかも歩くし・・・。パソコンは歩かない。まさに夢があるのです。そして粘土は文字どおり「粘り気のある土っぽい物」、そう「モノ」なのです。これは大学の時によく使った言葉ですが、粘土やプラモデルには「モノパワー」があるのです。大学で版画科というところにいた僕は主に平面作品を作っていましたが木版画で彫刻刀で木を彫っているうちに彫刻に対しての興味がムラムラとわきあがってきたのです。その時に彫刻(立体)は版画(平面)にくらべると圧倒的に「モノパワー」があることに気が付いたのです。それからの僕はもう「モノ」のとりこですわ。これなんですよ。僕の言いたかったことは。多分。だってパソコンの中の世界は触れねーんだもん。いじくれねーもん。怪我しねーけど僕はいつも自分の作った携帯電話を触りまくってまっせ。「だから僕はAVよりもエロ本の方が好きなのか」なるほどね。本の方がモノだしねー。ブーン。カキーン。シャーーーー。

***

“鼻兎”の締め切りが近くなると、僕は講談社にカンヅメになります。場所はアッパーズ編集部の隅っこ。間仕切りでしきられた、イスと机と灰皿しかない1.5帖ほどの空間。同様のスペースが三つ並んでいて、あいている場所を選んで使います。ここはほかにも、いろんな使われ方をします。漫画家を目指す若者が編集部の方に原稿を見てもらう、いわゆる“持ち込み”ってやつもここに通されます。僕が鼻兎の原稿を描いていると、隣で漫画家志望らしき青年が、ヤンマガ編集部の方から意見をもらっていました。彼は“持ち込み”の常連らしく、その編集者とかなり仲良くしていました。ひとしきり漫画の講評が終わると、話題はテレビ番組になっていきました。編集者「最近NHKのなんとかお笑いバトル、あれ見ちゃうんだよね」漫画青年「ああ、あれ僕も好きです、一時期ビデオまで録っていました」おっと、これは大変だ。その番組の常連出演者が、高さ約150・の間仕切りをへだてて座ってるんだぜ。僕はひそかに“ラーメンズ”という言葉が聞こえることを期待して聞き耳をたてた。編集者「あのさあ、俺あの番組に出てる芸人で好きなのがいるんだよ、何ていったっけなあ」僕はどきどきしていた。漫画青年「どんな人ですか?」編集者「あのねえ、けっこうシュールでぇ、そうだ、絵がすごく上手い人なんだよ」来たー! そう、ラーメンズは美大出身。絵はそこそこ上手い。意味は分からないがシュールともよくいわれる。自分で言うのも何だが、マスコミ関係者にラーメンズはわりと評判がいい。さあいえよ。ラーメンズっていえよ! 編集者「あ、思い出した、“鉄拳”だ」僕はゆっくりタバコに火を着け、30分間の禁煙にピリオドをうった。

***

なぜかデータがない
(片桐さんおやすみ?)



ここいらで一旦切ります。思ったよりも多かった。

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